お店の紹介
たまには贅沢して天ぷらでも食べようと評判のこちらのお店に予約しました。
伺ったのは2022年9月だったのですが、同年11月には4年連続での「2023年ミシュランガイド東京」の一つ星に選ばれていました。
実力から順当だとも思います。
ミシュランかどうかも気にはなりますが、やはり実力を伴ったお店だったことに感動。
いつもよりたくさんの写真を掲載してお届けします。(笑
これでも全部ではないのですけどね。
食べてみた
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おまかせコース 22,000円 + ドリンク (2022年9月)
古民家フルの扉を入ると、お店はカウンター8席だけのお店。
この日は週前半の平日18時だったのですが、それでも満席でした。
スゴイ人気です。
大将は宮代氏。
ホテル日航東京内の和食店やヒルトン東京お台場の料理長を経て、2018年にこちらのお店を始められたとのことですが、「天ぷら職人」というよりは「天ぷらも得意な和食料理人」と言った方が近そうです。
ちなみに同じ古民家の2Fは「鮨おにかい」であり、そちらも予約が取れないお店です。
カウンターの一角に居を得て、まずは
・マスターズドリーム 生ビール 1,000円
を。
ウスハリのグラスできれいな泡で登場。
この白い泡に気分も盛り上がります。
ドリンクは生ビールを何杯かと
・白州ハイボール 1,000円
も頂きました。
料理は、
・夜コース22,000円
を。
「先付け、お造り2品、おすすめ逸品2品、天婦羅11品、食事、水菓子」などが出てくるコースですが、本当にいろんな料理が出てきて、結局20種類くらいは頂きました。
料理の最初は「先付け」「お造り」です。
・秋茄子の車海老のふくめ煮
・鰹のネギ醤油
「ふくめ煮」は大好きな茄子に車海老の刺身とボイルが2種類が添えてありました。
良い出汁です。
「鰹」は三重産の鰹なのですが、力強い身に負けない薬味使い。
まるでニンニクのような風味だったのですが、ニンニクは含まれておらず、ネギと醤油を3週間寝かせてなじませて味わいを作っているとのことでした。
最初の二品で道筋が整い、天ぷらに移行。
最初の天ぷらはサワサワとした静かな油の音で揚げられた
・海老天
・海老天の手巻き寿司
・海老脚の天ぷら
からでした。
鮨はマグロが華ですが、天ぷらはやはり海老でしょうか。
先付からの海老尽くしを食感も含めて堪能できるというこころにくい演出です。
その後も天ぷらい以外も含めて次々と料理が登場です。
それぞれは少しずつなのですが、最後はすっかりおなかいっぱいになっていました。
これだけの料理の数を卒なくこなしていくのですから、カウンターでその手際を見ているだけでも楽しめますよ。
また食材により油の音も変わってくるのも面白いですのでしっかり聞いてみて下さい。
この日の料理をリストすると、
・銀杏 (愛知)
・アワビの肝しゃぶ
・おむすびの天ぷらと雲丹のリゾット風
・松茸 (岩手)
・子持ち鮎 (琵琶湖)
・ホタテの磯部揚げ
・蓮根 (茨城)
・太刀魚 (竹岡)
・那須と合鴨
・椎茸 (栃木)
・シャトーブリアンの紫蘇巻き、黒胡椒添え
・海苔天ぷら 本マグロづけ(那智勝浦)と雲丹
・アスパラ 2種類
・キス (富津)
・昆布出汁とトマトのかき揚げ(芝海老、ホタテ、アスパラ) ごはん
・塩羊羹
・抹茶
などなど。
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月毎にコースを変えているようですが、私にとっては今年初の「松茸」まで登場です。
ちなみに「松茸」は揚げ立てのものを手で裂いて出して頂きました。
包丁ではなく、手で裂くことにより香りがたつとのことですが、店員さんもとても熱いとのことでした。(笑
いずれも唸るような内容だったのですが、印象的だったのはまるで寿司屋さんのような雲丹使い。
「アワビの肝しゃぶ」にもたっぷりと雲丹が入っていたのですが、途中で出てきた「海苔天ぷら 本マグロづけ(那智勝浦)と雲丹」でも、これでもかというくらいの雲丹を頬張りました。
寿司屋さんよりもたくさんの雲丹を頂くことに。
またびっくりしたのが「太刀魚」は立てて置かれたものは塩で、と言われたこと。
2種類の身のうち、立ててある方は「腹」の部位らしく、塩がより合うとのことでした。
似たような部位でも食べ方を変えることでより楽しめるのが分かりました。
旬の素材を楽しみながら「キス」の後は「かき揚げごはん」を。
バーミキュラの鍋の中にはカラフルなプチトマトが入っており、その中に芝海老、ホタテ、アスパラがたっぷりと入った「かき揚げ」がドンとのります。
その「かき揚げ」を良い頃合いにかき混ぜて食べるのですが、これは食感の妙としか言いようがありません。
それぞれの食材の大きさも絶妙なのですが、衣がしっとりとしたカタマリになっているところが素晴らしく、かき揚げごはんとはこういうモノなのだと再認識できました。
食べきれなかった分はオニギリとして自宅に持ち帰ったのですが、お店の方のアドバイス通り、電子レンジ+フライパンで温め直して頂きました。
一晩経っていることもあり、ごはんと具材が馴染んでおり、お店とは別の味わいがそこにありました。
「かき揚げご飯」はお店で食べきらない方が良いでしょう。
最後に「塩羊羹」と「抹茶」を頂いて、コースを〆ます。
「塩羊羹」の塩具合は季節によっても変えるとのこと。
最後までコダワリが途切れないコースでした。
天ぷらはもちろん旨いのですが、まるで懐石料理をしっかり楽しんだような気分に。
やはり宮代氏は「天ぷらも得意な和食料理人」なのだと実感できました。
また行きたいです。
ごちそうさま。
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基本情報
店名 | 天婦羅 みやしろ |
分類 | 天ぷら、和食 |
用途 | 中目黒で旨い天ぷらと言えば。 |
予算 | [昼] 15,000円-20,000円 [夜] 25,000円-30,000円 |
営業 時間 |
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リンク |
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電話 | ![]() |
住所 |
![]() 中目黒駅から徒歩5分 祐天寺駅から徒歩10分 |
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