お店の紹介
目黒駅周辺は昔から好きなエリア。
恵比寿ほどオサレでもなく、五反田ほど賑やかでもなく、バランスの取れた町だと思います。
特にお気に入りなのが西側の権之助坂にある「メグロードビル」と「サンフェリスタ目黒」の二大雑居ビル。
ここにいけば美味しくてお手頃なモノに辿り着ける上に、これらは連絡道でつながっているというオマケ付きなのです。
こちらは「メグロードビル」地下1Fにある和食屋さん。
食いしん坊さんがオススメだったのですが、予約無しではなかなか入れず、4回目のチャレンジでようやく入ることが出来ました。
予約自体はそれほど難易度が高くないので、気になる方はご予約を。
食べてみた

和食コースとお酒で 10,000円ちょっと (2025年9月)
平日の夜、ふらりと伺い、なんとか隙間に潜り込みました。


こちらの料理は8,200円のお任せコースのみなので迷わずに楽しめます。
ドリンクは卓上のメニューから頼んでいきました。

なにはともあれ「ラガー 瓶ビール」で喉を潤します。
仕事終わりのビール、やはり最高です。


食事の最初は「椀物」から。
いきなり「名残の鱧、松茸、青柚子」が入った、まるで土瓶蒸しみたいな椀物が登場。
疲れた体に旨い出汁がビール以上に染み渡ります。

次に「先付」のような「前菜盛」が登場。
季節感のあり彩り鮮やかな食材が並びます。
「赤パプリカと唐辛子」「秋鮭と冬瓜、レモン皮の黄身酢」「菊の一口寿司、カマスの魚卵」「先駆けの落花生」「レーズンカステラ」などなど。
いずれも手間がかかった料理ですし、「椀物」に続いて香りの使い方が見事だと改めて感じました。
ますます期待値が上がります。

「お造り」は「戻り鰹」「石垣鯛」の2種類。
「石垣鯛」には有明の海苔を用いた「海苔醤油」、「戻り鰹」には卵をたっぷり使った「卵黄醤油」が配され、特にこの「卵黄醤油」のこってり感と「戻り鰹」の力強さが好みでした。
旨い。

気分も盛り上がり「知多ハイボール」を追加。
ウィスキーが濃厚なので酔いまで進みます。

ハイボールに合わせたわけではないのですが「トマトと秋刀魚のコロッケ」が登場。
これもまた絶品であり、くりぬいたトマトに秋刀魚の身や肝、舞茸や黒胡椒を合わせます。
このトマトの酸味と秋刀魚の個性を合わせて、それを薄衣のコロッケにしちゃうあたりにやはりセンスを感じました。
お酒がますます進みます。

一転「岩もずくと子持ち鮎の炊いたん、じゅんさい」には12時間炊いたという子持ち鮎に北陸の岩もずく、岩手のじゅんさいを合わせたさっぱり系が登場。
どこまでも優しい酸味であり鮎の苦みがアクセントになっていました

さらに飲みたくなって「ウーロンハイ」を追加。
こちらもアルコールが濃いです。

メインは羊か牛を選べたのですが、羊好きな私は迷わず「羊の炭火焼」を。
焼き野菜としてイチジク、ズッキーニ、唐辛子などが添えられ、ソースは「トマトソース」「胡椒ソース」「粒マスタード」の3種類でした。
いずれのソースも羊に合うのですが途中からは羊の個性を活かしきると思えた「胡椒ソース」一択に。
生の黒胡椒、塩麹、そして炭の風味と相まって、最高の羊肉でした。



炭水化物は「スズキとしめじの炊き込みご飯」を。
大根の角切りなどのサイズ感も良く、大盛でお願いしたのですがあっという間に平らげました。
炊き込みご飯だけでなく、浅漬けの酸味、濃厚な赤出汁、そして熱々のほうじ茶までのバランスが良きでした。

〆は3種類選べたのですが、私はフルーツ系を冷やしたシャリシャリしたものを。
ビワ、梨、ライチ、ブドウなどが入り、ミントの香りもあいまって、とてお爽やかなデザートに。
デザートまで手抜かり無しでした。
これだけ充実した内容に対して和食コースで8,200円は破格。
メグロードビル&繁盛しているから実現できる内容かとも思いました。
ここなら誰を誘っても大丈夫なので、次回は予約して伺います。
ごちそうさま。
基本情報
店名 | 和創作 太 |
分類 | 和食、創作 |
用途 | メグロードビルで旨い和食を堪能したいときに。 |
予算 | [夜] 10,000円-12,000円 |
営業 時間 |
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リンク |
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電話 | ![]() |
住所 |
![]() 目黒駅から徒歩4分 |